手荒れがひどい人は、薬品だけでなく器具の洗浄に使う洗剤に対しても敏感であり、器具の洗浄も苦痛になってしまいます。そんな時、役に立つのが手袋です。
ある学生が器具をうために、炊事用のビニ－ル手袋を買ってきた。敏感肌であったので手袋をするようになってからは、快適に器具洗浄ができるようになった。そんなある日、器具を洗っていると、指先にぬるぬる感を感じた。学生は、洗剤が手袋に入ってしまったか、ピンホ－ルが空いてしまったかが原因であると考えて、手袋をはずした。外側を丹念に見てみたが、穴が空いているのかどうかの判断がつかなかった。そこで、水を張った洗面器に空気を満たした手袋を入れて、軽く押してみたが泡は認められなかったことから、穴が空いていないことは確認することができた。
学生は、ひとまず安心したものの、ぬるぬる感が気になったままである。そこで、手袋を裏返してみたところ、そこには黒カビが群生している光景が広がっていたのであった。
手袋を使っているというだけで安心せず、時々は裏返してチェックもするべきでしょうね。まあ、使った後に乾かすようにすればいいのですけれども。