企業とかで、実験上手な人が求められますが、職人技のような技術を極めた人というよりも、並行処理できて効率良く実験を進められる人の方ではないでしょうか。
ある4年生の学生は、先輩が実験している様子を見て、「僕も1つだけやなくて、2つか3つの実験を並行してできるようにならなあかんな」と思っていた。ある日、反応を仕込もうと準備をしていたところ、前日に仕込んでいた反応の後処理もしなければならないことに気付いた。最近ようやく実験に慣れてきた頃であり、「2つの実験を同時にやっても大丈夫やろ」と根拠のない自信を持ち始めていた。
実際に始めてみると意外と忙しく、バタバタと実験をしている内に、仕込むべき試薬を、反応が終わったばかりの容器に入れてしまった。「あっ」と叫んだものの、取り戻すこともできず、1日かけて行なった反応に関わる試薬と時間と労力を無駄にしたのであった。
並行して実験ができるに越したことはないですが、きっちりとできるようになった上でチャレンジするべきですよね。